樹影となって歩いてきた
2012-01-03


禺画像]
そして夜風にゆれながら

雨粒のような蜘蛛が

糸雨のモチーフを編み

限りなく空に連ねていく哀しみに

捕われてみる小さな星を

盗りにくる人の跫音が好き



ほかには誰もいない

糸雨のほつれ滴る

ここだけの季節に

花筵(はなむしろ)を敷いて

























[詩]

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